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経費削減講座1 はじめに

1 はじめにお伝えしたいこと

 【本稿の狙い】

このコーナーでは、私たちが保有するスキルのうち、あまり大きくない会社でも実施可能で、しかも、適用可能な会社が多そうな項目について、具体的な方法をご紹介することとしました。

 私自身はもともと20年ほど前から経費を含めた企業の経営管理に長く携わっており、その後、他社のお手伝いを始めて4年ほどになります。その間のことを思い出しますと、同じ経費項目でも3年もすると主流の方法はどんどん変わってきています。そうした最新の時流をとらえつつ、できる限りこの記事を参考にしていただくと自分で削減ができるようにしたいと思います。

 

【経費削減は何のため?】

 私たちが過去お手伝いしてきた経営者の皆様は、当然のことながら売り上げや採用、あるいは売上原価(仕入、加工)で頭がいっぱいで経費のことなんて手をかけていられない、という感じの方が多かったように思います。無理もありません。

そこで業務フローを変えるとか、大きな仕組みを導入するというような、難しいことや初期費がかかるようなことはこのコーナーでは極力取り扱いません。つまり、商材・サービスの営業目的では記載しません。短期に確実に実現できる手法をご紹介します。

 私たちは、これまでの事業の中でも、こうした短期に成果が上がるソリューションを中心に提供してきました。こうした手法で改善できる売上高営業利益率は、過去の経験では1000億円以下の企業で概ね0.2%~1.2%程度のことが多いです。(上下とも例外もあります。)これでは、この手法は、経営者にとって魔法の杖にはなりえません。この程度の幅であれば、売り上げが増えれば関係ない、という姿勢の経営者もたくさんおられました。

けれども私たちは、経費削減とは経費削減のために行うのではなく、会社の未来のために次のアクションを行う余資と人材育成のために行うものである、という考え方を持っています。

 

確かに売り上げ、売上総利益を増やすことができれば社員もお取引先もみんなハッピーです。しかし、経費については、製品やサービスの質に影響することなく、短期間に確実に削減することができ、それがそのまま利益増となります。例えば、100万円の経費を削減することができれば、100万円の営業利益が増えます。そして、それは多くの会社で数千万円の売り上げ増と同じ程度の効果があります。あなたは短期に数千万円のヒット商品を生み出すことができますか?と聞かれれば、それは誰しも高い確率の話ではないことを認めざるを得ません。

短期に高い確率で利益を改善する見通しを持てれば、借入を増やすこともでき、人や設備、宣伝に計画的に投資することも可能になります。私たちの過去のご支援内容では、そのうち一つを着手するぐらいの改善はできることが多いように思います。

 

もう一つ、人材面でも経費削減プロジェクトは効果があります。

経費削減を短期に多面的に実施する、あるいは最適手法を探して効果を最大化する、というときには私たちのような専門家の力を使うことは効率的です。しかし、時間をかけて一項目ずつやるならば社員の方にこの記事を参考に実施させることも可能です。そして、大きなプロジェクトでは道に迷う若手社員でも、目的と手法がはっきりしていればその範囲で創意工夫することはできます。その中で、調査、データ整理、商談などを行う中で会社員として人は成長していくものです。

私たちはご支援する会社の経営者の方によく、「私たちを総務の皆さんの作業外注先という形で使って、経費削減の成果は総務部の成果として社内に発表してください。」というお話をします。

私たちがしている仕事は忙しい総務部に代わって、そうした面倒ごとを通常の何十倍もの効率で実施していて、各所に潜むリスクをよく知っているだけで、最終的に手法を評価し、社内に導入し、定着させるのが総務部のお仕事であることは変わりがありません。経費削減は普段、雑用係になってしまいがちな忙しい総務部が社内に成果をアピールできる場でもあるのです。

 

それでは、次回より具体的な手法をご紹介していきます。是非お付き合いください。

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