当社では、四半期毎に実施した内容の概要を分野ごとにご紹介しています。今回は、2020年1月~3月実施分です。
1 経営戦略・企画
- 1月より従業員100名規模の中堅メーカーT社にて、事業戦略策定支援を開始しました。まずはその会社の置かれている市場情報と競合の動向を整理し、同時に社内のコストやその他状況を可視化し幹部との共有の場を設けました。
- そのうえで、経営者の方と幹部との間で自社の強みを改めて捉え直す作業を進めてもらい、経営者の整理作業を御手伝いしました。「当たり前になっている日々の行動」が参入障壁を構築しており、リピートできる特徴あるノウハウになっていることに目を向けて整理を進めています。
- ダンススクールの経営を行うP社に事業開発方針、営業方針に関するアドバイスを行いました。
- スポーツビジネスにおけるM&Aの検討のサポートを行いました。そのほか、この四半期はM&Aに関する情報に多く接し、候補先の調査や意向調査を実施しました。
2 財務・経理
- T社にて経費削減診断を実施しました。目下のところ、国際物流などいくつかの項目で削減が可能そうであることが判明しており、4月に最終報告予定です。
- R社にて新型コロナウイルスの影響に伴う特別融資を政策金融機関、および信用保証協会に融資申請するための社内情報整理と申請手続きのお手伝いを実施しました。
- R社にてこれまで当社で実施していた月次の経理・決算作業について専門性の高い他社に移管するための事業者選定とマニュアル作成、移行トライアルを実施し、移行を完了しました。
3 人事・労務
- 複数社にて不足する人的資源の洗い出しと要件定義を行い、社員ではない形での補充の候補をリストアップし一部は補充を実現しました。(管理系、物流系等)
- 2020年4月の法改正に合わせた残業ルールの見直しと残業時間削のための具体的施策を提案実施し、および勤怠管理のシステム化をサポートしました。
4 営業支援
- 引き続きAIベンチャーC社にて、社内情報の集約とメールニュースでの配信を行うとともに、この配信先としての業界キーマンのリストアップとデータベース化を実施しております。
- T社にて行っているEC事業の改善に向け現状のデータ整理と、社外のベンダーに向けた提案依頼書の作成を行いました。提案の募集と選定、プロジェクト計画の共同での立案は4~6月期に実施予定です。
- T社において、継続課金型ビジネスの検討として、新規ビジネスの企画を行いました。ただし、経済状況の不透明化に伴い多くの準備が必要な本件の優先順位を下げ、即効性のある事項を先に行う提案を行いそのような方針となりました。
- スポーツビジネスに関するスポンサー営業の支援を行いました。
5 その他
- T社にて新型コロナウイルスに伴う事業継続性確保のためのクラウドサービスの暫定導入のお手伝いを実施しました。
- ある地域での漁港振興策についてプロジェクトに参加し、渚泊について地域の取りまとめのための基本案を策定しました。
- C社の東京営業拠点設置にあたり、事務所候補ピックアップと往査、および設営作業や通信その他初期に必要となる契約の選定から締結までを御手伝いしました。
6 4月以降の方針について
- 当社では、経費削減診断は、これまで戦略遂行の一部として実施してきましたが急速な経済環境の悪化に伴い需要が増加するとみて、単体での請負も4月以降開始します。ただし、成功報酬型では実施しません。
- 急速に経済状況が悪化し、企業活動が制約される状況は1年、経済が低迷する状況は2年以上継続するとみています。1998年頃、2009年頃に続く早期の防御態勢構築が必要な局面になっており、当社はその中で、①必要な縮小策とそのための財務的、人事的サポートの提供を進めます。②すべての「場」を用いるビジネス(旅行、小売、スポーツ)は、オンライン上に展開しなおさなければならない局面であり、迅速なこれらの実現のためのサポートを提供します。(EC化、有料オンライン配信化、VR化など)
- 小規模な非コア事業の譲渡が増える局面であり、またそれが必要な状況にもなっており、ネットワークを生かして提案力・調査力を発揮していきます。
- これらとは別に、オンラインでのスポットでの相談を受け付けしており、すでに学生起業のサポートなどをおこなっております。初期段階の案件化前は無料で実施しております。ぜひお声がけください。
今後ともよろしくお願いもうしあげます。