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2018年日本のビジネス界を振り返る①1月~3月

12月ということで今年のビジネス環境を振り返る記事を週に1本ずつお送りします。

【1月

・仮想通貨相場が急激に値崩れ&コインチェックで500億円以上の仮想通貨が「盗難」にあう。

1ビットコインが昨年末226万円程度だったのですが、今は1/5程度に低迷しています。私の周りでもマイニング用の液体冷却サーバーの仕組みを持つ人や通貨取引所のシステム開発を行う知人がいますが、これって「ビジネス」なんでしょうか?私は現段階ではブロックチェーン技術のビジネスへの応用は引き続きフォローアップしていこうと思っていますが、仮想通貨やその関連ビジネスには投機という以上には私には見えないので、周辺サービス含めて関わらないこととしていますが、この投機資金を事業と言い張って求めるような動きも周囲でありました。

コインチェックの盗難騒動に続き、日本でも世界でもいくつかの盗難とシステムトラブルが発生しました。今年は、他にも管理体制を金融庁が指摘したり、大手が新興勢力を買収するなど、システムが巨大化→大資本が参入 というほかの産業でも見られる流れが相次ぎました。

来年は・・・投機ではなく、ブロックチェーン関連でのサービスが増えて欲しいと思うのですが、実は国際送金システムの刷新など動きはあるようです。

・テレビ「サザエさん」のスポンサーに「Amazon」が決まる!

東芝が一局提供を長く続けてきて最近ではJA,日産との共同提供になっていたのですが、家電からの撤退、外資ファンドに増資を引き受けてもらったことなどから東芝が撤退し、そのあとに選ばれたのは、アマゾン、西松屋、ダイワハウスでした。スポンサーを継続したのが、今話題の日産自動車、東芝と同時に撤退したのがJAバンク。年末の大掃除時期に東芝の蛍光灯が少し高くてもNEC製よりも数はよく売れたのは、たかだか20年前の話です。栄枯盛衰は世の常とはいえ、家電、メディカルを売却、原子力から撤退し、と再編する姿に変わりゆく日本の姿を重ねたのは私だけではないでしょう。でも、番組中ではお酒は三河屋さんの立場を考慮してAmazonでの購入にはなっていないようですね。

・「はれのひ」着物レンタル代持ち逃げ騒動

成人式の朝の八王子は大騒動だったようです。こんなモラルのかけらもない経営者というのは年に一人二人現れますが、最近はネット経由での内部からの暴露などで危険が事前察知されることも多くなりました。この「はれのひ」も給与の遅配が常態化していたということで、誰かが勇気を出せば、あるいは誰かが危険を察知し発言していれば止められた可能性はあったのではないか?と思った事件でした。

【2月

・米Space Xが「Falcon Heavy」の打ち上げ成功

今年は昨年までに比べても急激に宇宙利用の輸送手段(ロケット)と衛星の利用ということが現実感を持ってビジネス界で話題になった一年でした。SpaceXについては、大型の衛星の打ち上げ能力をほぼ確立しています。衛星利用については、画像やデータを、これも今年の産業界のキーワードであるAIを用いて処理する、ということがトレンドになっています。そのほかにも、小型の衛星の開発、あるいは宇宙葬など、「宇宙ビジネス」が語られることが多くなった一年でした。

そして、ZOZOの前澤代表がこれもSpaceXで月旅行に行くというニュースが9月に報じられたのは記憶にあたらしいところです。

・「働き方改革」国会論戦

監督省庁が自分の都合の良いデータに捻じ曲げて提出していたことがばれて、「裁量労働制」の拡大がいったんは撤回されたのは2月のことです。反対のための反対とは別に、「仕事の成果が時間に比例しない」時代に何をもって生産性を拡大するのか?ということがもっと(国会は無理としても)各方面できちんと議論されればよかったのに、という思いは残ります。法律がどうかとは別に、すでに、「時間から時間まで一生懸命やれば、それで給料はもらえる」時代ではなくなった、という事実は急激にホワイトカラーの働き方、そして人生設計を変えています。労働組合も政府もそれに対応する知恵がまだないのが実情のようです。

【3月

・伊調馨パワハラ告発

ビジネスニュースというわけではありませんが、今年はことに、「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」「マタハラ」のニュースが多い一年でした。それも、「当事者からの告発」という形がたくさんありました。働く職場での男性優位、あるいは力による抑圧というのは、男女雇用均等法が施行されてもなお、いまから20年ほど前までは当たり前のようにどの職場にも存在していました。私自身、「はい以外言うな」と言われた上司も現にいました。それがようやく変わりつつあることに、今の若者、特に女性の力にとても期待しています。

ほかにもたばこ休憩が認められなくなる職場が現れたり、だらだらと会社に残ることができなくなったり、と「昭和な会社文化」はこの数年で急激に一層されつつあります。そこにいたおじさんたちは今どこでどうしているのでしょうか?(えっ?会社にいる?)

・米中貿易戦争 関税競争

これも、社会(世界)の構造変化に関する話題でした。アメリカが自国の利益を露骨に主張するようになったこと、特に世界第2位の経済大国中国に対して非妥協的な方針をとることは、当選時から言われていたことではありましたが、とうとう今年は関税上げの応酬へといたりました。12月に入り、自動車関税については90日の延期が発表されましたが、この先、すべての対アメリカ貿易黒字国に収支の均衡を要求してくるでしょう。中国の次は、当然ターゲットは日本です。先日の戦闘機F35の100機調達のニュースもこれへの対策でしょう。

経済のニュースから目立ったものをピックアップしてみたのですが、たまたまでしょうか、「世界は変わりつつある」「社会は急速に変わっている」というニュースが多い1~3月でした。来週は4~6月の振り返りをお送りしたいと思います。

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