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「経営の光景」200記事になりました

昨年7月から始めたこのブログ、この記事で200記事目です。いつもお付き合いいただき、ありがとうございます。私とてSEOを決して無視しているわけではないのですが、趣旨からして違うということで敢えてあまり対策しておりませんで、アクセス数は大して伸びません。アクセスを見る限り、このブログの愛読者はざっと80名+他からの流入ぼちぼち、というところで全然広がっていません。本当は、1万人ぐらいに読まれればまた、展開も相違してきて、本業の営業も少しは楽になるんですが…

前にも書きましたが、このブログは基本的には、「きぼうパートナー」ってどんなことを知っていてどんな考え方をベースにしているのか?ということを会った方や会おうとしている方に知ってもらうということを目的のほとんどにしています。私たちは、「変えることは厭わないが、そのためにやたらと手間をかける。」方針です。その根底にあるのは、「時代に合わせて変化していっているのは、5%の会社だけ。残りの会社は時代を後追いしているだけ」という時代感があります。もう一つは、私自身の経験からも、「企業はいろいろと本当にやるべきこと以外のことを無駄にやりすぎ」て人もお金も時間も無駄にしている。その本当にやるべきこと」を合理的に決め、それをどのように実現するかを描くのは経営リーダーの務めでありそれができる人材が大企業であっても不足している、という認識があり、そこを指摘し、中に入り込んで補うというのがきぼうパートナーの基本方針です。

 それをわかっていただいたうえでお付き合いしないと、長期的な関係には発展しにくく、結局社内にも混乱を残すだけ、というように思っており、このようなことを書いております。

 先ほど、大したアクセス数はない、という記載を正直にしましたが、その中でも結構ムラがあります。アクセス数が伸びるのは、クラウドサービスなどの「ツール」の紹介を具体名を入れて紹介した場合です。これは検索エンジンからの新規流入が増えるだけでなく、固定ユーザーの閲覧数も増えます。つまり、「実用性が自分の今の立場でもありそう」なものが見られる、ということです。

 ならば、こうした記事を増やしたり、こうしたキーワードを随時入れていけばよいのですが、ツールの販売紹介フィーをもらっているわけではない(会社によって異なる事情を無視して特定のものを売るということはしないというのが私の考えです。)し、中小企業の場合、ツールなどなくてもEXCELで済むケースもたくさんある。そもそもツールの問題ではなく、運用する人のトレーニングの問題であることをツールの営業は見せようとしない、というようなことがあり、ここに力を入れるつもりがないのです。時々、ツールの営業をお客様に紹介してほしい、紹介料お支払いする、というお話をいただきますし、役に立ちそうならばお会いしてお話を聞くのですが、適用してその会社でコストベネフィット比が1以上になるならばお薦めするし、なりそうもなければしない、という前提で考えると多くのケース(そんなにたくさんの会社とお付き合いしているわけではないですので)で紹介していません。ごめんなさい。ただ、時々いただく「特価品のお知らせ」は各社にお知らせしています。また、そもそも、「経営に携わる人」に向けて話しているので、ツールの話をあまりするつもりもないのです。

一方、気になる不人気ジャンルがあります。それは、当初は私もビジネスの中心に据えていた「中国」です。このジャンルは、検索からの流入も少ないし、既存ユーザーでも閲覧数が他のジャンルよりも2,3割少ないことが常態化しています。多くの読者が「自分にとって関係ない」とタイトルのレベルで思っているのです。タイトルで「日本人も知っておくべき」と入れたり、そういう視点で記事も書けばよいのでしょうが、それもなんだかまどろっこしいので、普通に「こういう光景がありました」(ブログテーマは「経営の光景」ですので)としか書いていない私もいけないのでしょう。
他のジャンルの記事よりはよほど面白い「事件」を書いているつもりなんですが…

 私からすると、この現象はものすごく今の日本を象徴していると考えます。隣に自分たちを圧倒する経済パワーがいて、自分たちはその影響下に置かれようとしている状況を皆知らないわけではないでしょう。「自分のいた部門・子会社が中国企業に売却される」「上司は中国人」「中国から外注される」「顧客の相当割合は中国人」は差し迫った近未来の日本の現実であり、すでに一部ではそのようになっています。「日本は口ばっかりうるさいが金は出さないが、中国ならばシードの技術であっても豊富に資金調達できる」もすでにある現実です。その「見たくない現実を見ない」ようにしているのではありませんか?(そういうこと言うから読者増えないんでしょうけど)

別に私の記事なんか読みたくないならばそれでもよいですが、中国を知らずして、この先20年のビジネスサバイバルはありません。今は3倍、20年後には6~8倍の経済規模を持つ国であり、これからのビジネスの世界で以前戦い続ける今の40代以下は、現時点ですでに技術も資金も政治活用もすべて中国の方がはるかに上であるという現実を直視するべきです。というのを改めて強く思っています。今のAmazonのサイトを見るとすでに多くのモノが中国製になり、そして中国からの「作れらた製品評価」に満ち溢れています。(ここでAmazonとわざわざ入れたのはSEO対策ですが、それで流入してくるアクセスは3秒で離脱する意味のないアクセス数です。)今は、それが国際展開するECサイトにとどまっていますが、日本中がそうなっていくのです。(家電店は実際にはブランドだけ日本メーカーだが中国製品という、その状況に近づいています。)その中で、一部の企業だけが、その状況を生き抜いていくはずであり、それは「敵と己を知る企業」だと私は考えています。

そんなわけで、結局変わらず今後も週3本ぐらいの記事をアップしていこうと思っています。引き続きご愛顧のほどお願いもうしあげます。

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