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号外:中国の労働ビザ・・・大学は出ましょう

Twitterを見ていたら、某有名ブロガー2人が大学行かずにサロン行け、と言ったという議論が盛り上がっていました。元の文を見る限りは、女性の方は、真意はそこにはない(学びの新しいスタイルということを炎上よりに言った)ようですが、それで思い出したことがあり、時流に乗り臨時増刊号です。

 

中国で総経理や董事、会計責任者など「高級管理職」(というのが法律の文言)として就労ビザ(査証(業務)と書いてある)を取得するには、「一流大学(の基準は不明)卒」「そこそこちゃんとした成績」であることを卒業証明書と成績証明書を添えて労働局に申請し審査を受け(過去のネット上での中国関連記載なども見られるらしい)て承認される必要があります。

私は実は東大卒で、大学院中退です。20代のころは経歴が店長からみんなにばれて「東大君」と揶揄われて呼ばれて、新店オープン時に臭いうさぎのぬいぐるみの中に入って、子供に後ろから「ライダーキッーク」とかされてました。だから仕事ができるとか、人より売れるとかいうことは全くないですし、経営がうまくいくわけでも全然ないです、ということを身をもって体験して、その失敗の豊富さを逆利用して「同じ失敗を若者に繰り返させない」というスローガンでこの仕事をしています。

国内で東大出で嫌な思いをしたことはあっても、トクしたことは全くなく、40歳ぐらいまではできるだけ隠していました。ただ、この時だけは一発合格で深セン市羅湖区の労働局の局長がわざわざ会いたいと電話をくれ、会社の会議室に訪問してくれて写真を撮り、今後の深セン市への貢献について「認識を同じく」しました。(34歳の時です。)大学での成績も結構よかったので、中国で清華大学(中国で伝統的に理系トップといわれる大学。最近は分野ごとに有力な大学もありますが)で上位の人が受けるような待遇で迎えられたのです。

 

中国(これは中国だけでなく、多くの国でそうだと聞きますが)は、以前の中国の人事評価制度の時にも書いたとおり、日本とは比べ物にならない学歴社会です。それは外国人にも適用される評価尺度です。それを実力で跳ね返す、というのも悪くない気概ですが、もし私が大学院ではなく、大学を中退だったら、この土俵には立てなかった可能性がかなりあります。

ちなみに、技術指導などでは、大卒が望ましいとされているものの、書類の書き方(日本での指導実績を盛って欠くべからざる人材だと書く)次第で通せます。

以上、時節ネタでした。

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