毎月、2週おきに週末はこうした振り返り記事を書いているのですが、今回は少し異変がありまして…
圧倒的多数のアクセスを集めたのは
【経費削減講座27】Amazon Business 試用レポート 1月30日公開
と少し前の記事なんです。通常は、公開した日が80%ぐらいでその翌日が15%ぐらい、そのあとは減衰していくのですが、この記事、AMAZON社内で共有されたという連絡が同社社員(親友)からいただきました。はい、親友がいるのに、こんな手厳しい記事書きました。私はそういう人間です。広く皆さんの関心を集めた、というわけではない順位なので参考程度に。
ちなみに2位は今週2月12日公開
うまい話に騙されないには… https://wp.me/pa0sBp-lw
なのですが、1位と3倍ぐらい差があります。
つまらないので、この間の経済経営関連ニュースから…もう一題。
多くの3月期決算会社の第三四半期決算発表が今週ありました。あるいは12月決算の会社の本決算も発表になりました。第三四半期ともなるともう、通期決算に向けて取り繕いようがなくなってきてしまい、いろいろな動きがでてきます。同時に4月の新会計年度の開始にあわせて、主な人事が2月1日に発表されるという会社も多く、私の周りでも「ああ、彼ついに部長になったんだ。賢かったもんね…」みたいな話題がたくさんありました。
その中で気になったのは、「カドカワ」
出版(旧角川書店等)は電子出版系含めて堅調に推移しているのに対し、電子コンテンツ(旧ドワンゴ等)はどれも壊滅的に悪い。開発も遅れ、出したものは売れない。主力だったニコニコは完全にYouTubeに置いて行かれている。実はドワンゴは2012年頃から明らかに変調を来していたのを当時の採用面接などでひしひしと感じていました。一見すると旧ドワンゴが新しいものに果敢に攻め込み、旧角川が必死で膨大なコンテンツのストックを基盤に収益基盤を守る、という構図なのかと思いそうですが、この間の様子を見る限りどうもこれはむしろ逆になっている。そして、ニコニコ動画、超会議、ゲーム開発などかつての「最先端」が陳腐化しているのに捨てるに捨てられない(それなりの事業規模があることが足かせとなり)
今回、特にドワンゴ側では体制が一新され、iMODEの(といまだに冠がついてしまう)夏野氏が代表になられ、当日ニコニコで自分の言葉で語り、ユーザーと対話していました。こうした姿勢はドワンゴの文化なわけですが、あまり本質的な内容はここでは公表されませんでした。私も素人ではないつもりなので、決して乱暴に陳腐化したものを捨てればよいとも思いませんし、縮小した開発人員体制の中でできることが限られてしまっている中で考えなくてはならないこともわかっているつもりです。でも、デジタルコンテンツのコングロマリット目指していた、その先にGoogle(Youtube,Instagram)が先回りしていた、そのことを見直さないといけないんじゃないですっけ?