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ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ

ずっと昔に何かのコラムで目にした言葉なのですが、「組織を変えるのはいつでも、ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ」だというのです。振り返ってみると、それは当たっているように思います。

長くいると、あるいは歳をとると振り切った考え方ができなくなる、というのはなぜなんでしょう。もちろん全員がそうというわけではなくて、40代になってもどんどんリセットボタンを押してしまう(私もかつては仕えた)上場企業の副社長もいたりして、それはそれで下の数千人は一斉に文句を言っていたりします。
多くのケースで見受けられるのは、経営者や管理者が「現状維持+アルファでよい」という立ち位置にいる、あるいは、そのように自己定義づけをしてしまっているケースです。それは、組織内で大きな成功を起こせる確率がそれほど高くなく、失敗して組織にいられなくなるリスクをとれるほど自分に自信がない、あるいはそれが許されているからでしょう。また、今の社員、資金を前提にしていては大きなことはできないことは当然としてそれらを集めるところから始めるだけの事業経験がないまま、気力・体力が低下する年齢になっているということも原因でしょう。
40代、50代の経営者でマラソンやトライアスロンに取り組まれる方が多くおられますが、そういう方は多くの場合、企業で大きな成長を志向する方が多いように見受けます。彼らは自分の気力や体力が衰えて、現状維持をよしとしてしまうところに安住することを恐れていて、自ら高い壁に立ち向かう気力を失わないように努力しているのだと私は思っています。そう分かったのは私自身が40代になり代謝体重が落ちにくくなり、目が衰え気弱になる自分に気づくことが多くなったからです。

外国人、特にアジアの優秀な若者が組織に加わって活性化しているケースというのも最近多く見かけます。ダイバーシティとかそういうきれいごとではなく、彼らは成果とそれに伴う報酬に日本の若者よりも貪欲ですし、自分の社会的地位を短期間で上げていこうという意識が強くあります。また、日本社会の同調圧力に屈せず、自分の意見を発言するという教育が学校や家庭でなされています。また、完璧でなければ出したら怒られる、間違ったら怒られるというような日本的教育とは異なり、意見交換の中でどんどん修正すればよいという教育が外国では主流のため、どんどん発言・提案するし、最初は的外れでも、話し合いの中でスピーディーに修正できるので次第にピントが合ってくるのです。

しかし、そんなワカモノ、ヨソモノも、周囲の部署や管理部門が寄ってたかれば簡単につぶれてしまいます。それでもやめて他で活躍すれば本人も会社も良いのですが、そのまま何もしないで社内に滞留されるとむしろ不良資産化します。どうか経営者の方はそういう種をまき、芽を摘まないことを明言し各管理者に指示していただきたいと思っています。

多くの挑戦は100万円もあれば、ビジネスモデルの基礎的検証ぐらいはできるはずです。あるいは、100万円で検証しろ、と指示すればよいのです。そして、中小企業でも、年に1つか2つの100万円の損失は許容できるはずです。できなければ経費の節減で生み出せばよいのです。そこは私たちがお手伝いできます。うまくいけば大きなビジネスが生まれるかもしれませんし、100万円とりかえすぐらいは歯を食いしばってやってくれるようネチネチ言ってもよいでしょう。しかし、100万円棄損してもよいのではありませんか?それで組織が活性化すれば。その人がきちんとビジネスモデルを立案しPDCAを回せるリーダーだとわかればそれが一番の収穫です。

ちなみに種類によりますが、研究開発費としての税務上の有利な処理方法も適用できる場合もありますし、補助金等が申請できる場合もあります。実はこうしたチャレンジを促す機会は公でいろいろ用意されています。

 

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