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「そこに大義はあるか!?」と喝破される

私が「事業を立ち上げる」「立て直す」を中心に仕事を始めたのは、いくつか出来事があったのですが、そのうち、一つが同年代のかっこいい同業者2人の存在に影響された、というものでした。そのお二人を関西出身の私は、「師匠!」と呼ぶのですが、そのうちの一人に今日は創業後初めて自分の今の取り組みをご説明してきました。(師匠の方が年下なんですが)

最近は、いくつかのお付き合い先で何とか事業立ち上げや拡大を成功させようと、かなり力いっぱい取り組んでいたのですが、師匠がすぐ口にするこの言葉のことをちょっと忘れていました。

「そこに大義はあるか?」

数年前、初めてあったその次の瞬間から、私の説明(当時は事業会社の子会社の担当だったのですが)を聞くや否や彼はそう言い放ちました。そして、今日も何度もそう言われました。

彼にかかれば、収益を拡大することも、経営規模を拡大することすらも目的ではなく、「大義を為すため」の手段である。大義とは、一般にいう「事業理念」に相当するものでしょうが、ともすれば、お題目になりがちな「事業理念」という言葉ではなく、「義なき力を恥とする」峻烈さをもって戒めるのです。

ほぼ365日、寝る時間はホントにわずか(寝る時間を惜しんでジムで体を鍛え、バイクに乗ってストレスを解消する)で、彼は依頼された調子のおかしくなった企業の立て直しをハンズオンでやり続け失敗なく立て直し続けていて、しかも大変に厳しい人的措置を取ることもあります。ちなみにABLを中心とした動産担保融資などのファイナンス施策の理論家でもあるのですが、彼は、自分はコンサルタントではない、立て直し屋だといいます。

空いた喫茶店で2時間半も議論しタクシーで帰路につく師匠を見送ったあと、駅とは逆向きに少し歩いた空き地に座り、思うのです。そこに大義はあるだろうか?私に私利私欲、虚栄心はなかっただろうか?その会社がそこにあり、成長することは、世の中にとって良いことであるだろうか?そう思って私以外の当事者も取り組んでいるだろうか?

私が家族もいていい歳してこんな仕事を始めたいと願ったのは、その彼の峻烈さの後を追いたい、と思ったことが大きく影響しています。

正義の女神テミスは右手に剣を下げながら、左手には正邪を測る天秤を示しています。剣なき秤は無力であり、秤なき剣は暴力でしかありません。

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